疲れ目とは? 主な症状と疲れ目のサイン

パソコンによる目疲れ目は、上直筋、内直筋、外直筋、下直筋、上斜筋、下斜筋という6本の「外眼筋」に支えられ、この筋肉の収縮や弛緩(しかん)によって眼球を動かしています。

目をまったく動かさない状態でいたり、見えにくいものを無理やり見ようとして目を酷使すると、「水晶体」や「チン小帯」、「毛様体筋」など、目のレンズやピントを合わせる働きをする機能が緊張し、目を支えている筋肉に疲労物質が蓄積し、目が疲れた状態になります。

目が疲れてくることで、目がゴロゴロしたり、物がかすんで見えたり、白目が充血したり、視力が低下するなどの症状が起こります。こういった症状が出始めたら目が疲れている証拠であり、疲れ目症状だと言えます。

疲れ目症状は放っておくと・・・

疲れ目を放っておくことは疲れた目で物を見続けることになるため、肩や首筋の筋肉が凝って痛くなったり、頭痛が起きたりします。酷い場合だと腰痛、胃や腸が痛くなったり、全身に疲れを感じたり、目と直接関係のない全身にまで影響を及ぼすことがあります。このように目の疲れは目だけの問題ではないため早期対策が必要になります。

特に、目の奥が痛いと感じるときは要注意!

目を支えている筋肉の一部分が痛んでいる可能性があります。
「外眼筋」の一部が痛むと外眼筋を目の奥でまとめている「総腱輪(そうけんりん)」という部分も傷んできます。そのため、目の奥が痛むという症状が出てきます。

外眼筋が疲労や痛みで硬くなることで眼球が硬くなったような状態になり、眼圧が高くなり、緑内障が疑われることがあります。眼精疲労の治療を行うことで正常に戻ることはありますが注意が必要です。

さらには、目の疲れから起こる様々な不快な症状がストレスとなり、交感神経と副交感神経のバランスが崩れることがあります。それにより涙の分泌が抑えられてドライアイになったり、軽度のうつ症状を起こすこともあるようです。たかが目の疲れと放っておいてはいけません

では、目が疲れているにどんな症状が起こるのか?
疲れ目のサインを見ていきましょう。

疲れ目のサインを見逃さないようにしましょう

実際、パソコンやスマホ、ゲームなどでよく遊んだり、仕事をしている人は目の疲れを感じにくいのではないでしょうか?そういった人は疲れ目のサインを見逃してしまう場合があるので注意が必要です。

以下の項目をチェックし、自分の目の健康状態を把握しておきましょう。

  • いつも見えていたものが、視力の低下やかすみで見えにくくなった
  • 遠くから近くのもの、または近くから遠くのものを見ようとする際にすぐにピントがきりかわらない
  • 涙が出にくい
  • 目がゴロゴロする
  • まぶたが痙攣する
  • 白目が充血している

これらの症状が見られたら目が疲れているサインです。

蒸しタオルで目を温めたり、冷たいおしぼりで目を冷やしたり、自分が心地よいと感じられる方法で目を休めましょう。目疲れを和らげる対策方法はこちらで紹介しています。

疲れ目とVDT症候群

同じ疲れ目の症状でも、パソコンやスマホの画面を見ながら行う仕事によって目や身心に支障をきたす病気のことをVDT症候群と呼びます。VDTとは「ビジュアル・ディスプレイ・ターミナル(視覚情報末端)」の頭文字で、モニター画面を備えたコンピューターのことです。

パソコンを使った仕事をする人が増えたことから、厚生労働省は平成14年4月5日に「VDT作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定しました。

このガイドラインによるとVDTを使用して作業する人には次のような配慮を行うことが義務付けられました。

  • 小休止
    一連の連続した作業を行っている作業中に何回かの小休止を行うこと
  • 作業休止時間
    連続した作業と次の連続した作業の間は10分〜15分の休憩を入れること
  • 一連作業時間
    一つの連続した作業が1時間を越えないようにすること
  • 1日の作業時間
    勤務時間内のVDT作業が短くなるように、合間に他の作業を挟んだりするような配慮を行うこと

などが定められています。

このガイドラインはVDT症候群を予防するためのものなので、ガイドラインに沿って適度に休憩を入れることで疲れ目の予防をすることができます。

しかし、ほとんどの現場でこれらの配慮が行なわれていないのが現状です。そのため、自分自身で注意しながら、これらの対処を行なっていくことが疲れ目予防には必要です。

PAGE TOP